自宅でインターネットを利用することが当たり前になりつつありますが、回線の速度が遅くてストレスを感じたりしていることはありませんか?
特にインターネットでYouTubeなどの動画を見ている時、オンラインゲームを楽しんでいる時など、肝心な時に遅くなってしまうととってもイライラしてしまいますよね。
たまになら仕方ないとあきらめもつきますが、頻繁にそんなことが起きると、契約しているプロバイダーに文句を言いたくもなってきます。
しかし、残念ながらプロバイダーに速度についてのクレームを入れたところで、インターネット回線の速度は速くはなりません。
じゃあ、別の回線に乗り換える!
といいたいところですが、たいていの回線は契約期間が決まっており、更新月以外に解約をすると違約金が発生してしまいます。
ただ、あきらめるのはまだ早いです。
自宅のインターネット回線が遅いのは、実は回線のせいではない場合もあるのです。
そこで、インターネットの速度に関する基礎知識と改善策などをご紹介していきます。
最近回線速度が気になるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
インターネットの速度って?
インターネットの速度が速い、遅いと言っても具体的になにがどうなの?と感じる方は多いと思います。
インターネットの速度は、「Gbps」や「Mbps」という単位であらわされます。
では、主なインターネット回線の速度を比較してみましょう。
最近の光回線はほぼ1Gbpsとなっているところが多いですね。
しかし、NURO光だけは2Gbpsと2倍の速度になっており、速いのがわかります。
また、ケーブルテレビやADSLは光回線に比べるとだいぶ遅いですね。
ケーブルテレビはやはりテレビがメインであって、インターネット専用回線ではないので、どうしても速度は二の次になってしまいます。
また、ADSL回線は今後使われなくなっていく回線ですし、今更改めて契約することもないと思うのであまり気にしなくてよいでしょう。
もしもまだADSL回線を利用しているという方は、以下の記事を参照してみてください。

ベストエフォート
上記の比較表でわかった各回線の速度ですが、あの数値は「ベストエフォート」といって実際に必ず出る速度ではありません。
各回線のホームページなどを見るとわかりますが、必ず「最大1Gbps」という表記をしています。
どういうことかというと、最大1Gbps出るスペックを持っているけど、実際には様々な条件が重なってしまうため、そこまでの速度は出ないのです。
ただし、可能な限り1Gbpsに近づけるように努力をするという数値なのです。
しかし、だからと言って光回線がケーブルテレビやADSL回線より遅くなるということはありませんので安心してください。
速度の基準と目安
では実際にどれくらいの速度が確保できれれば、自宅でストレスなくネットを楽しむことができるのでしょうか。
例えば、インターネットサーフィンをしたりメールをチェックしたりする程度しか使わないのなら、10Mbpsくらいあれば問題なく利用できるでしょう。
ネット動画などを閲覧することがあるという場合には、50Mbpsはほしいところです。
30Mbpsを下回るくらいから、徐々に動画が途中で止まってしまったり、読み込みに時間がかかるようになってきます。
動画閲覧はもちろん、オンラインゲームなど常時高速での接続が必要となる方の場合には、100Mbpsは確保しておきたいところですね。
そう考えると、ケーブルテレビでも160Mbps~320Mbps出るんだから十分じゃないかと感じるかもしれませんが、ケーブルテレビの160Mbps~320Mbpsはあくまでベストエフォートの数値なので、実際にはこれより遅くなります。
ですから、1Gbps以上ある光回線がおすすめなんですね。
はじめにパソコンを確認
よく、ネットが遅いと言っていて実際にはネットではなくパソコン本体が重いだけという場合があります。
パソコンの動作が重い件に関しては、状態にもよりますがすぐに改善できる場合がありますので、まずはチェックをしてみることをおすすめします。
スペック
パソコンのスペックが低いと、ブラウザを複数立ち上げたりタブを多く開きすぎるとそれだけで動きが鈍くなります。
パソコンのスペックといっても言い出すときりがないのですが、わかりやすいところでいうとCPUの数はデュアルコア以上、メモリは2GB以上が理想です。
それ以下の場合には、やはりスペックの問題でどうしても動きが鈍くなってしまっている可能性はあります。
常駐プログラム
パソコンは、起動している間常に動いているプログラムがたくさんあります。
中でも負荷が大きいのがセキュリティソフトです。
だからと言って、セキュリティソフトを使用しないとパソコンがウイルスに感染してとても危険です。
セキュリティソフトはソフトによって軽いものもありますので、ソフトを変更してみるのもよいかもしれません。
ウイルス
パソコンがウイルスに感染していて、動作に不具合が生じている場合があります。
セキュリティソフトでウイルスを駆除できれば問題ありませんが、それができない場合には、パソコンを初期化するなどの作業が必要になるかもしれません。
スピードテストで速度を計測してみる場合の見方
インターネット回線の速度は、スピードテストというもので計測することができます。
スピードテストはいくつか種類がありますが、サイトによって計測方法などが異なるので、出てくる数値は差があります。
また、測定するタイミングによっても数値は異なります。
基本的に見方としては、ダウンロードの速度を基準として、何Mbps出ているかを確認するとよいでしょう。
時間による違い
スピードテストは、同じサイトを利用していても計測する時間帯や曜日などによっても差が出てくることがあります。
これはどういうことかというと、例えば早朝などインターネットを利用している方が少ない時間帯だと、速く出る場合があります。
逆に、夜の20時から24時頃までの一番インターネット利用が多い時間帯は、回線が混雑しているためにスピードがどうしても落ちてしまいます。
スピードテストをしてみた結果、1Gbpsには程遠い数値が出ると話が違う、なんて思ってしまうかもしれませんが、1Gbpsはあくまでベストエフォートなので、プロバイダーなどにクレームを入れてもどうにもなりません。
インターネット速度が速いおすすめ回線
インターネット速度が遅いと感じた場合は、まず上記でご紹介したパソコンのスペックなどを確認してみてください。
そのうえで、問題がないのに回線が遅いと感じた場合には、回線そのものに問題がある場合がありますので、乗り換えを検討してみてみいいかもしれません。
もし、現在フレッツ光をご利用の方は、乗り換えをすることで通信費を安く抑えられるようになることもあります。
また、解約にかかる違約金などはキャンペーンがあれば負担してもらったりすることもできますので、ぜひこちらも検討してみてください。
NURO光
NURO光は2Gbpsの高速回線が利用できるのが魅力です。
多くの光回線が1Gbpsの中、NURO光だけが2倍の2Gbpsですから、速さだけで比較すればNURO光がダントツです。
さらに、ソフトバンクのスマホをご利用の場合はソフトバンクのおうち割光セットの割引が適用できます。
つまり、ソフトバンクユーザーなら他のキャリアのユーザーに比べてお得にNURO光を利用できるというわけです。
ただし、NURO光は残念ながら関東エリア限定となりますので、関東にお住まいのソフトバンクユーザーの方におすすめとなります。
auひかり
auユーザー以外にも安定した回線で人気のauひかりは、キャッシュバックキャンペーンなども定期的に行っています。
もしauユーザーなら、auスマートバリューで毎月のスマホ代が割引になりますので、フレッツ光や他の回線を使うよりも断然お得です。
フレッツ光からの転用なら、違約金や工事費などもかからずに変更が可能です。
ソフトバンク光
ソフトバンクユーザーなら間違いなくソフトバンク光がおすすめです。
特にフレッツ光を利用している方は、転用で工事費など無料になりますし、加入者数の多すぎるフレッツ光に比べれば、ソフトバンク光の回線はまだまだ余裕があります。
【番外編】突然iPhoneが遅くなったと感じたら
iPhoneを利用していて、突然動きが鈍くなったり速度が遅くなったと感じたことはありませんか?
iPhoneは生活のあらゆる場面で利用しますので、動きが鈍いととてもストレスです。
そこで、iPhoneの動きが遅くなった場合に考えられる代表的な原因と対処法をご紹介します。
通信速度制限
利用しているプランの上限を超えて利用してしまっている場合には、通信速度制限がかけられている可能性があります。
まず、契約プランの上限を超えると月末まで制限がかかったままになってしまいます。
また、3日間での制限もあり、キャリアごとに1GBなどの設定があるので、こちらを超えてしまうと3日間は制限がかかった状態となります。
もし通信速度制限にかかってしまって、どうしても戻したい場合には追加容量の購入が必要となりますが、やや割高なのが痛いところです。
Wi-Fi
Wi-Fi通信をしているのに遅くなったという場合は、Wi-Fiそのものに問題がある場合が考えられます。
特にフリーのWi-Fiなどは回線が安定していなかったり、たくさんの方が接続している為、どうしても遅くなってしまいがちですが、あくまでフリーだということであきらめましょう。
また、自宅や会社のWi-Fiに問題がある場合は、ルーターの性能なども影響している場合があります。
Wi-Fiの電波は障害物に弱いので、ルーターからあまり離れたり、壁などを隔てると通信がうまくいかない場合がありますので、ルーターの設置場所や買い替えを検討してみてもよいでしょう。
バックグラウンドのアプリ
iPhoneには便利なアプリがたくさんありますが、それらのアプリを起動したらしっぱなしになっていませんか?
アプリはきちんと終了しないとずっと起動し続けて、動作が鈍くなるばかりかバッテリーまで消耗してしまいます。
時々起動しているアプリを終了する習慣をつけましょう。
メモリ
iPhoneのメモリ解放ができるアプリはいろいろありますので、すでにそうしたものを利用している場合には問題ありません。
また、iPhoneのメモリ解放はアプリを使わなくても可能です。
iPhoneのホーム画面でボタンを長押しして電源オフの画面が出てくるまで待ちます。
電源オフの表示がでてきたら、そのまま再度ホームボタンを長押しするだけでメモリ解放ができます。
再起動
iPhoneの動作がとにかくおかしいと思ったら、とりあえず再起動してみましょう。
案外この再起動一発で解消される不具合は多いものです。
iPhoneは普段なかなか電源を落とさないという方は特に、試してみてください。
まとめ
以上、インターネットの速度に関する情報をまとめてみました。
インターネット速度が遅いと感じたら、まずはパソコンやルーターなどを確認してみましょう。
それでもだめなら、回線速度を計測してみて、明らかに回線の問題であれば乗り換えなどを検討してみてください。
フレッツ光からの乗り換えなら、スマホと一緒のキャリアから提供されている光コラボサービスがおすすめです。